一戸建てに暮らしていて、少しでも住宅を長持ちさせたい場合は、定期メンテナンスを行うのが理想的です。定期メンテナンスは工務店に依頼します。自宅で暮らしていても、自分では観察することが困難な場所があります。屋根も一例です。

屋根に登るのは危険ですから、専門家に依頼したほうが安全です。滑りやすい環境であることも理由ですが、もしも屋根板が傷んでいる場合には、体重をかけてしまうことで被害を拡大させてしまう可能性があるからです。屋根は、歩いても安全なのかどうかを判断するのが困難な場合がありますので、工務店に依頼したほうが安全で確実です。工務店の担当者は、本人が怪我をしないように屋根を調べてくれるのは当然ですが、屋根そのものを損傷させないように配慮して調べてくれます。

屋根板にキズが見された場合には、迅速に補修をしてもらいましょう。屋根の補修は、キズの箇所によって対応が異なります。雨どいに近い位置のキズは、足場を組んで作業をします。屋根の中央部分の周辺や、歩ける場所は足場を組まなくても作業が可能です。

屋根のキズは、屋根板が割れる原因になります。防水性と耐熱性のある樹脂を使用して、補修してもらえば安心です。屋根板を全面的にリフォームしなくても、応急処置的に補修してもらうのも良いでしょう。応急処置をしてもらったら、効果が弱まる前に、次の具体的な補修や修繕の内容と規模を工務店と話し合いましょう。

屋根は雨と日差しでダメージを受ける場所ですから、早めの対策が重要です。