雨漏りが発生して、原因が屋根にある場合は、屋根材の修繕なのか、塗装の修繕なのかを把握するようにしましょう。自分で判断しようとするよりも、リフォーム施工業者に依頼するほうが良いでしょう。雨漏りの施工実例が豊富なリフォーム施工業者に依頼すると、多種多様な原因を経験していますので的確なアドバイスを受けられます。屋根が原因の雨漏りは、塗装の塗膜を見て判断します。

塗膜は経年劣化すると、はがれてきます。はがれた箇所はダイレクトに雨が木材に染み込みやすくなります。経年劣化していても塗膜が機能していれば、木材は腐食や腐敗していないと言えます。塗膜がはがれてしまっていると、木材へのダメージが懸念されます。

基本的な応急処置は、防水シーリング剤を使用して隙間を埋める施工方法です。シーリング材は安価で手頃なタイプから、防水性の高いものや耐久性の高いものなど高価なタイプまで幅広く存在しています。雨漏りへの対処では必ず防水性の高いシーリング材を使用してもらいましょう。シーリング材は経年劣化のスピードが速いのですが、防水シーリング剤で隙間を埋めておければ、総合的なリフォームを検討する時間を確保できます。

屋根塗装を行なうだけで改善できる場合もありますが、塗料の選び方や、足場の組み立て工事など、作業日程を決める必要があります。屋根が原因の雨漏りは、応急処置をしておくことで、適切な修繕を検討する時間を確保できるので、結果的に建物の改善に結びつきます。