賃貸住宅はマンスリーマンションやウィークリーマンションでなければ借りるときには敷金を預けています。敷金は借り主が退去するときに部屋の汚れ等があれば減ってしまいます。あまりに汚れがひどいと0になってしまうのです。これは、賃貸住宅を借りるときに契約で原状回復義務が定められているからです。

原状回復義務とは、借りたときの状態に戻すことですが、この義務を違反すると敷金が減少ないしは消滅してしまうのです。ですが、賃貸住宅といえどもそこに何年も生活をしていれば床などにはキズがつくものです。日常生活を営む上での少しぐらいのキズであれば敷金が減らされることはありませんが、大きなキズをつけた場合には敷金が減らされてしまう可能性が高くなります。そこで、補修をすることが必要になります。

補修をする場合にはホームセンターなどでリペア用のペンやパテなどが売っていますが、素人が試してみてもそこだけ色が変わってしまうか、また余計に目立ってしまうことがあり、結局直す前の状態のままの方がよかったと言うこともあり得ます。そんなときは業者にキズの補修をお願いしてみましょう。きれいに直してくれますので、床に関しては敷金が減らされる可能性は少ないのです。ただ、料金が気になるところですが、1万円程度で直してくれることがほとんどです。

また、パックのようなものもあり、定額4万円弱を出せば数時間以内であれば無制限に複数のキズを直してくれるサービスもありますので利用してみてもいいでしょう。