一戸建て住宅に暮らしていると、外壁にキズを発見することがあります。外壁が塗装されている場合は、塗膜の亀裂は補修が簡単です。万が一、塗膜だけでなく外壁材にまで傷みが及んでいたとしても、補修することは可能です。大切なのは、外壁のキズが、どの層で発生しているのかを正確に把握することです。

塗膜の層だけで発生しているキズであれば、外壁塗装リフォームを行います。古い塗膜を、はがす作業を行いますので、ひび割れも除去されます。外壁材にまで傷みが及んでしまっている場合は、亀裂や断裂など、すべての隙間を埋める作業を行います。隙間を埋めるには、防水性の備わっている樹脂を注入するのが一般的です。

樹脂は経年劣化しますので、補修しても次回のリフォームを予測することがポイントです。次のリフォームまで長期的に効果を持たせたい場合は、亀裂や断熱の箇所を部分的に削り取り、同じ材質の資材を貼り合わせて補修します。手間がかかりますが、効果は長持ちします。削り取る部分が広い面積であっても、柱や梁に被害が及んでいなければ、一戸建ての構造には問題がありません。

構造に問題がなければ、耐震性が弱まる心配もありません。外壁のキズは、塗膜の層に発生していれば再塗装をするのが理想的であると覚えておきましょう。外壁材に問題があっても、補修は可能ですが、応急処置的に樹脂などで対応するか、しっかりと修繕するかを検討しておきましょう。樹脂を注入する場合は、劣化する前に次の修繕を行うと良いでしょう。